『
エンダーのゲーム』
ギャヴィン・フッド監督
いってきました、生まれて初の公開初日、そして大判振る舞いのIMAX!(笑…どんだけエンダマニヤなんだか…
結論からいえば、完全無欠の小説版「
エンダー」の映画化、って言うには流石に程遠いかもしれませんが、尺を思えばこんなもんだと思います。せめて前後編なら…と思いますが、まあ、それは無理な注文ですしね…

SFマニヤ的に一番良かったのはバガー(フォーミック)の宇宙艦隊のデザイン。
いかにも進化した蟲が創ったっぽい有機質な感じがキモ格好良く、「
ハイぺリオン」の「イグドラシル」とか「
地球の長い午後」の「ツナワタリ」とかをふと思い出したりしました。
朽ちた巨木的な母艦とそこに群生する虫を彷彿とさせる戦闘機群、ハリウッド映画界でもここまでこっちに振ったデザインは初めてじゃないでしょうか?有機的なバガーの艦隊といかにもメカメかしい人類の艦隊とが入り乱れてバトルする感じがとてもキモカッコよくて、そこは120点の出来でした。
エンダーを演じる
エイサ・バターフィールド君は素晴らしく良かったです。天才少年の名に恥じないですね(笑
オレの場合、始まって2、3分ですでにエンダーにしか見えなくなってしまいました。オレの中のエンダー像とは微妙に違ったのですが、この少年は弱さと強さを併せ持つ、自らのエンダー像をきちんと創りあげてた気がします。
その点、頑張りながらも最後の最後までグラッフには見えなかったハリソン・フォードとは大違いです(苦笑。
個人的に原作と最大の相違点だと感じたのが、原作で後輩だったビーンがエンダーの同期性になった点です。
無理に当てはめれば、ビーンが原作のアーライで、アーライがシェンのポジションかな?そのせいもあって、アーライとのまっ平らな友情と、ビーンに対する複雑な信頼感みたいなのが全部ボヤけてしまった感じがします。
っていうか、とにかく尺がないのに、その貴重な尺をパトラとのいちゃいちゃに割いてしまっているので、男子間の人間関係がとかく雑だったのは残念です。ディンクなんか本当にただ出てるだけだし(苦笑…それを思うと、バーナードのまさかの活躍っぷりは凄かった(笑…
ボンソーがエンダーやテトラよりチビなのは思い切った設定変更で面白いと思ったのですが、とにかく物語のキーパーソンなので、結果としては若干もやっと感かなぁ…原作のように意図的にぶっ殺す訳じゃないので、エンダーの罪悪感を引き出すには、画面的に圧倒的強者でない方が良い、という事になったのかな?まぁわからなくはないのですがね…
ヒロインのヴァレンタイン&パトラですが、二人ともかわいらしさより演技力で選ばれた感じがして、オレ的には良かったかも(笑…あと、やはりロック&デモステネスの件は全カットでしたが、これはこれで良いかと。
ベン・キングズレーの存在感は見事でした。最初にエンダーと絡む場面は、原作の空気感を一番表現していたシーンだと思います。
キモのバトルルームですが、ここもごっそりカットされていたのですが、その分最終戦に原作でエンダーのとった策略がほとんど一気に投入されていて、ある意味おもろかったです(苦笑
最終試験も大幅に変更され、リトルドクターのスペシャル兵器化とか若干残念といえば残念なのですが、結果、わかりやすく「エンダーじゃなければ取れなかった作戦」感が出てて、これはこれで良かったと思います。
全体的には、思っていたより原作のコアな部分はしっかり踏襲しており(正直、心理ゲームの件を入れてくるとは思わなかった…)ただその分、オリジナルの一本の映画としてみた場合不利になったのでは?と思う場面もありました(コマンドスクールの場所の変更は、エンディングの都合からすれば致し方ないが、最終試験でのどんでん返し的にはネタばれ気味になるよね…)
で、最終的には一本の映画としてはまぁまぁだけど、エンダーの映画化作品としては頑張ったかな、という所ですか。せめて3Dにしてたらもうちょっと売りやすい商品になったろうに…金が足りんかったんですかねー。
大ヒットした(米国で)との話も聞こえてこないし、やっぱ続編は無理かなー(涙?ドラマ化の話もあるようなので、そっちに期待しましょうか…

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