地球の長い午後(ブライアン・W・オールディズ)
自転が停止し、永遠の昼下がりを迎えた地球を支配するのは、終末を迎えた太陽の強力な放射線との戦いに勝利し、異形の進化を遂げた植物の王国であった。
退化した人類は樹上に戻り、肉食植物の襲撃に怯えながら、天に召される日を待つだけの生活を送っていた…。
SFニューウェーブの旗手、オールディズの代表長編である本作。
この作品も氏の作らしく、SFネタを扱いながら、全編に漂う雰囲気はむしろファンタジー世界を感じさせる。
月との間を行き来する巨大な植物蜘蛛「ツナワタリ」や、鳥人の設定、人類の進化と「アミガサダケ」の共存関係など、ヘタをこけばアホSF寄りな設定が多いのですが、個人的にはそういう所を含めて割と好みで、純粋に楽しめた作品でした。
そういえば、絵描きという特性からか、時として小説を読んでいる時、登場人物が自分の絵で見えてくる事があります。「このキャラ、自分が描くならどう描くだろう?」とかっていうんじゃなく、自然にそのキャラと自分の絵が重なって見えるというか。しかも、それはしょっちゅうという訳でもなく、極々たまにだったりするんですよね。

退化した人類は樹上に戻り、肉食植物の襲撃に怯えながら、天に召される日を待つだけの生活を送っていた…。
SFニューウェーブの旗手、オールディズの代表長編である本作。
この作品も氏の作らしく、SFネタを扱いながら、全編に漂う雰囲気はむしろファンタジー世界を感じさせる。
月との間を行き来する巨大な植物蜘蛛「ツナワタリ」や、鳥人の設定、人類の進化と「アミガサダケ」の共存関係など、ヘタをこけばアホSF寄りな設定が多いのですが、個人的にはそういう所を含めて割と好みで、純粋に楽しめた作品でした。
そういえば、絵描きという特性からか、時として小説を読んでいる時、登場人物が自分の絵で見えてくる事があります。「このキャラ、自分が描くならどう描くだろう?」とかっていうんじゃなく、自然にそのキャラと自分の絵が重なって見えるというか。しかも、それはしょっちゅうという訳でもなく、極々たまにだったりするんですよね。

で、この作品の主人公の少年、グレンがまさにそのタイプでした。
で、いつもなら単に「自分の絵で見えた」ってだけで終わるのですが、今回は思い切ってそれを実際に描いてみよう、と思い立ったりした訳です。
グレンは登場時9歳、という設定ですが、人類自体が大きく変化している事もあるし(肌は緑色、身長は最盛期の1/5、など)それに後半に彼女を孕ませたりしてるので、今の基準で言えばもう少し年上で15、6歳、っといった印象でしょうか?
やんちゃでわがまま、やや暴走気味の自然児で、結局、私が好みそうなキャラですわな(笑
そんでもって描いたら描いたで、意外と思ったイメージと違う感じになってきたりして。
実作業になったとたん、「このキャラ、自分が描くならどう描くだろう?」方面の作業にシフトしてゆくのですな、自然に。
樹上生活だから手足がでかく、指が長くなってるかな、とか、アミガサダケを画像検索してみたり、と、様々な左脳的要素が進入してきて。
その分、漠然とした初期のイメージからは微妙にずれてゆくような…。
こういう感覚で絵を組み立てていく事自体は決して嫌いではないのですが、技術はある種の芸術性を犠牲にしてのみ成り立つものなのですかね。
で、いつもなら単に「自分の絵で見えた」ってだけで終わるのですが、今回は思い切ってそれを実際に描いてみよう、と思い立ったりした訳です。
グレンは登場時9歳、という設定ですが、人類自体が大きく変化している事もあるし(肌は緑色、身長は最盛期の1/5、など)それに後半に彼女を孕ませたりしてるので、今の基準で言えばもう少し年上で15、6歳、っといった印象でしょうか?
やんちゃでわがまま、やや暴走気味の自然児で、結局、私が好みそうなキャラですわな(笑
そんでもって描いたら描いたで、意外と思ったイメージと違う感じになってきたりして。
実作業になったとたん、「このキャラ、自分が描くならどう描くだろう?」方面の作業にシフトしてゆくのですな、自然に。
樹上生活だから手足がでかく、指が長くなってるかな、とか、アミガサダケを画像検索してみたり、と、様々な左脳的要素が進入してきて。
その分、漠然とした初期のイメージからは微妙にずれてゆくような…。
こういう感覚で絵を組み立てていく事自体は決して嫌いではないのですが、技術はある種の芸術性を犠牲にしてのみ成り立つものなのですかね。

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